さとし

バトル・ロワイアルのさとしのレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
3.5
これはこんな時代もあったなと思う作品でした。

見るのは今回で4回目で私が勤めてる学校で今日卒業式があってこのタイミングで見るもんじゃない気もします。とはいえこの作品エージングケアがなされていない感じがして今回見てちょっと残念だった面もあります。この作品が公開された当時は私は大学生でちょうどニューヨーク州のバッファローに留学してて日本に帰ったら国会にかけられるほどの騒ぎになっていたのを覚えています。映画自体を見たのはVHSでした。キャスト陣は今も活躍してる人たち、いろいろとその後問題になってる人たちいろんな道を歩んだ人たちばかりですね。特に藤原さんは生き残ってるなという感じですね。柴崎さんや栗山さんも若い武さんも若いですね。この作品の良い面はキャラクターを大事にしてた感じで個性あふれるキャラクターたちがこれでもかと言わんばかりに出てきて面白かったです。

深作監督といえば、ハードなのが好きですね。高校生が無人島で殺し合いをし最後の一人になるまで戦うサバイバルアクションなんて今でこそゲームで「フォートナイト」とかありますが、当時としては斬新な企画でしたね。ただ残念ながら演出が今見るとコミカルだったり、傘しか持っていなかった北野を柴崎さんが銃で殺せる場面があったのにそれをしないのは勿体なく感じました。あと高岡さん演じる杉村が栗山さんを振ってでも好きになったのがこの子だったとは信じがたかったです。まあ、一人の教師が兵士を引き連れてあんなこと普通にできませんけどね。もはやファンタジーレベルですね。しかし、どんな教師にも好きな生徒はいるんだと思いました。あとサードマンが死んだ時はスラダンネタもあってちょっと悲しかったです。しかし、武さんの名言は良かったです。人生はゲームです。必死になって生き残り価値のある大人になりましょうは響きました。

こんな時代もあったなという感じです。
今は客観的に見れて良かったです。
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