不思議なことに、人生では色々な縁が巡り会う。
そういう運命なのか、偶然の積み重なりなのか。
それは誰にもわからないことだけど、そのおかげで幸せに辿りつければなんだっていいと思えてしまう。
タバコの煙のように、人々の関係は複雑に交わり、その運命だかなんだかも交わり合う。
ブルックリンのタバコ屋のオーナーのオーギーと、その店の常連客で作家のポール、少年トーマス、オーギーの元恋人のルビー。
彼らが出会い、とった行動のために大きく人生が変わる。
何気なくとった行動が、間接的に他の人の人生に影響したりするんだと思うと面白い。
「グリース」のリゾ役の女優さんが出ていてびっくり!あれから歳をとったはずだけど、あんまり変わらない。
ひとりひとりの人生におけるターニングポイントに関してのオムニバスみたいになっている。
そして最後のストーリーが、それらのエピソードへの説得力を強めていた。
当たり前だけど、人は必ず他者と関わっていて生きている。
そしてそれは素晴らしいこと。
何気ない行動が誰かの幸せに繋がるのかもしれない、というのは本当にその通りなのだろう。