だい

汚名のだいのレビュー・感想・評価

汚名(1946年製作の映画)
3.0
あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
俺はサスペンス映画を見始めたつもりが、
いつのまにかコテコテのラブロマンスを見ていた。
な…何を言ってるのかわからねーと思うが、
俺も何をされたのかわからなかった…


これがヒッチコックのスタンドの力である。

その力により前半は本気で面白くない。
主人公が急に出会っていちゃついてちゅっちゅしてる。
ぼくはこんなのを見たくてDVDを再生したわけじゃない。


ところが、
映画も6割くらいを過ぎた頃だったろうか。
異変が起こる。


あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
俺はラブロマンスを見せられてたつもりが、
いつのまにか死と隣り合わせのスリラーを見ていた。
な…何を言ってるのかわからねーと思うが、
俺も何をされたのかわからなかった…



鍵!
ワイン!!
ばれちゃ!!!
いけない!!!!

視線!
物音!!
ばれる!
ばれるぅぅぅぅ!!!

急激にスピードを上げすぎです。


鍵のくだりとワインセラーのくだり、
あざとofあざとい。

これがヒッチのやり方だって、
わかっているのに。
わかっているのにぃぃぃぃ!!!


ヴィヴィくんもびっくり。


前半の苦行を耐え忍ぶ忍耐力があれば楽しめる映画です。
そこまでする価値を見出すかはあなた次第。
だい

だい