広島カップ

夏休みのレモネードの広島カップのレビュー・感想・評価

夏休みのレモネード(2002年製作の映画)
3.8
レモネードを飲むと口の中が強烈にリセットされる気がします。
大人世界の宗教の違いによるいざこざの中に少年というレモンをポンと放り込んでそれをリセットしたような作品。純粋な少年の心の前には宗教なんて形なしだ。

キリスト教とユダヤ教の間の違いについては詳しくは知らないので作品を観ていても判らない事も多いのですが、その違いの部分に大人達は恐々とし子供は全く頓着しないというあたりが本作のポイント。子供は幸せになれればそれで良いという目的にとにかくストレートに行動を取る。
本当は人は皆それでよいと思うのですが色々と面倒くさい事が邪魔をして来る。
そうしたところを明確に示して来る作品。
なんとなく子供電話相談室のような雰囲気もある作品でした。
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