しゅん

大仏さまと子供たちのしゅんのレビュー・感想・評価

大仏さまと子供たち(1952年製作の映画)
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蜂の巣の子供たち3部作の末尾を飾る作品だけど単独で十分成立している。左の鼻の穴が上を向いている「こうちゃん」の魅力溢れて楽しい!低い声で暗記の観光案内、そして何故かしょっちゅう走っている彼と、上から下に映し出される奈良の建造物・大仏・観音様が被写体として映り続ける。平行移動の後の奥行きもかっこいいが、里親についての話を熟成させた後の双眼鏡のアップは実にグッとくる。やっぱり清水宏大好き。

印象に残ったのは日傘、二度の生駒山、橋から捉えた二人の悪ガキとこうちゃんの追っかけっこあたり。
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