おらんだ

リトル・ランナーのおらんだのレビュー・感想・評価

リトル・ランナー(2004年製作の映画)
2.8
カトリック系の私立学校に通う14歳の少年ラルフ。学校からは問題児として扱われ、周りからはいじめられていた。彼には病床の母親がおり、病状が思わしくない。そこでラルフは、奇跡を起こして彼女を治すため、ボストンマラソン優勝を目指しトレーニングに励む。

あらすじだけ読んだらわけわからんな…。

主人公の劣等生っぷりが半端じゃなくて、序盤から中盤にかけてはなかなかキモい。成績も悪いし、素行にも問題あり。特に中2という多感な時期なので性的な方に興味津々。挙句プールの中でシコって大目玉。当然馬鹿にされまくり。救いは友達が良い奴な事。こんなラルフを見捨てず、友達として付き合う。

奇跡を起こす為に中盤からマラソンに熱を上げ、結果を出し始めるのだが、成長のスピードがアンリアル。勿論人一倍努力するのだが、それにしても異常。そんな才能のある伏線も無かったので完全にご都合主義。「奇跡」みたいなのがテーマなので仕方ないけど。

だが、そんなラルフを応援する先生と友達の行いには胸打たれた。物語的には完全に地味な役所なのだが、終盤凄くカッコよかった。ラルフは本当に周りの人間に恵まれたと思う。

ただ、他の奴らの手のひら返しは納得がいかない。君たち散々虐めてましたよね?マラソンに挑戦するって言った時もバカにしてましたよね?ちょっとそこにはシコりが残る。
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