様々な事件を起こし、世間を騒がせるハッカー集団「CLAY」。銀行や国家の情報システムにハッキングをかけ、情報を次々と盗み出していた彼等だったが、ある殺人事件への関与を疑われてしまう。警察に出頭したメンバーの一人、ベンヤミンは自身の関わった事件についての告白を始める。
最後に大どんでん返しが待ってて、アッと言わされる映画を「マインドファックムービー」と言うらしいですね。この映画の宣伝で耳にするまでは聞いたことなかったですが。で、ファックされたかどうかと言うと、正直ファックされませんでした。ファックされる直前で何とか逃げ切りました。ギリギリの所で貞操を保ちました。
と言うのも、過去の偉大な「マインドファックムービー」のオマージュと言うか、踏襲したシーンが非常に多く、トリックに気づきやすいんです。某「警察署での尋問シーンから始まるヤツ」やら、某「男達が地下室で喧嘩するヤツ」やら。観たことあれば、少し引っかかる部分が出てくるかもしれないです。
ただ、読めたからと言ってストーリーが面白く無い訳では無いところが良かったと思います。一人のギークが様々なイターイ過程を経て「ネット上の伝説」へと成り上がっていくストーリーは単純に面白かったです。キャラクターも其々に個性的で、観ていて飽きませんでした。ヒロインは可愛く無かったですが。
