42年ぶりに生還した行方不明の少年、妊婦によるイタリアンレストランでの銃撃事件、ゲイを告白した大学生、不器用な誘拐犯…などなど、4月1日、エイプリールフールの東京を舞台に、嘘をきっかけに捲き起こる７つの騒動を描く。
「あのリーガルハイのスタッフによる」とかいう鳴り物入りで去年の4/1に封切りになったこの作品。うーん、微妙。「リーガルハイ」のハイテンション、テンポの良さ、セリフの妙など、良い所は踏襲してるんですが…。
そこを意識しすぎて、ストーリーがあんまり面白く無い。それぞれのエピソードをうまい具合に絡ませていく所なんかは、本当に緻密でしっかり作り込まれているなとは感じたんですが、笑いが少ないのは如何ともし難い。
あと、「嘘なんだろうな」と予想した所がきっちり嘘。本当だと予想した所は本当。嘘というテーマを扱った作品として騙しや裏切りが無いというのはいかがなものだろう。
