「私は嘘つきです」という文がある。もし、その言葉が本当なら、それ自体も嘘ということになり、矛盾が発生する。逆に、その言葉が嘘であれば、「嘘つきである」という事が本当になってしまい、また矛盾が生じる。これが「嘘つきのパラドックス」である。
ま、映画の内容とはあまり関係ないのですが…。
主人公、八日堂は同僚の栖佑にパソコンのトラブル解決を頼まれ、一緒に残業をすることになる。栖佑の遠距離恋愛の相談に乗っている内に、雰囲気に飲まれた二人は浮気寸前の所まで行ってしまう。八日堂は「最後までしない」事を条件に彼氏の代用品としての付き合いを提案する。
…最後までしなきゃ良いってもんじゃねーよ!(笑)結局やらしい事しまくってんじゃねーか!
あくまで自分の中の定義ですが、「粘膜が接触したらアウト」という基準がありまして…。その基準に触れまくってるんですよ。この二人。だから、どんなに二人が切ない気持ちになろうが、思い悩もうが共感できない。「結局ヤっちゃってんじゃん」としか思えないんですよね。
ただ、全体的にB級感は拭えないし、拙さは残るんですが、エロシーンだけは異様に艶かしい。「肝心な所の映らないAV」みたいな感じでした。
ちょっと驚いたのが元「ミルククラウン」のジェントルが出てる事。解散して俳優さんになってたんですね。え…知らない?
あと、ジャケットの写真が柏木由紀に見える。以上です。