勝ったのは農民だ

エイリアンの勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

エイリアン(1979年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

【怖いし気持ち悪いけど、面白いですね。】😰

※今回もかなりネタバレします。
未見の方は読まないことをオススメします。🙇

過去鑑賞記録です。
かなり前に観ましたけど、好きなので結構覚えている方だと思います。



これを機に『エイリアン』シリーズのレビューを一気にまとめて記録しておきます。

『エイリアン(1作目)』は怖いし気持ち悪いけど、面白いですね。😰


エイリアンの造形を考えたH・R・ギーガーという方の功績も大きいです。これだけで一生分の飯🍚を食っていけるぐらい稼いだでしょうね。🤑

これ以降でSF映画の作家にとって、
“誰も見たこともないような不気味で怖い宇宙の特殊生物の造形“を考えたら、どうしてもエイリアンの影響を受けてしまったでしょうね。
SF映画の歴史を変えました。

『DRAGONBALL』🐉の“フリーザー“の造形も少なからずエイリアンの影響を受けてると思います。


それに、卵から孵化🐣して飛び出てきたエイリアンが顔に張りついた姿も、気持ち悪いんですけど見てしまいます。
でっかい蜘蛛🕷️とかタコ🐙が顔面に張りついた経験はありませんが、多分それの100倍嫌です。

エイリアンって、
卵から孵化するタイプと🐣
他の生物に寄生して、腹を突き破って生まれてくるタイプがあって、どちらも姿・形が違います。
生態系が分からないのも気持ち悪いですね…。🥶


エイリアンの血🩸が猛烈な酸性って設定も憎たらしいです。
こいつを殺せないし、床の金属を溶かして下の2階か3階分は床を溶かしていくのがゾッとしました。😱



こんな化け物を生物兵器として地球に持って帰らせようとするバカな会社はすぐ潰れますよ。🏢
持ち帰ったところで、絶対に保管出来ずに自滅するでしょう。

あの会社が所有する船の“ノストロモ号“って響き自体もなんか気持ち悪いです。“ノストロモ“って言葉の意味は知りません。

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【リドリー・スコット監督のサスペンスの見せ方が上手いです。】

観て気づいたのが、
意外とエイリアンが画面上に現れている時間って短いんです。

もちろん、あの宇宙船内やあの惑星の舞台のセットを作るのにも莫大な金をかけてると思いますから低予算映画なわけはないんですが、

そこはちょっとスピルバーグの『ジョーズ』🦈に似ていると思いました。


リドリー・スコット監督の演出やストーリーテリングがうまくて、常に何かしら話が動いてます。緊張感が持続します。

例えば、

・船内のメンバーで機械の担当の2人だけ給料が少ないことに文句を言うくだり。エイリアンが登場する前から乗組員同士の不協和音があります。

・ついさっきまでエイリアンが顔面に張り付いて瀕死の状態だったのに、いきなり元気になって食欲旺盛🍽️になったと思いきや、急に苦しみ出して腹を突き破ってエイリアンの幼虫登場‼️のくだり。

・ジョーンズって猫🐈を探しに行ったら、宇宙船の中なのになぜか上から雨が降ってきて、そこにエイリアンがいた‼️

・アッシュって船長が序盤からなんか嫌な奴だも思いきや、終盤で実はロボット🤖だったことが明らかになるくだり。
あんな特撮もよく作れましたね。

そして、今となってはシガニー・ウィーバー演じるリプリーが主人公だって分かってますけど、序盤は船内のメンバーの中で誰が主人公なのか❓がよく分からないつくりなのも意外でした。

要はサスペンスの見せ方が上手いです。

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【リドリー・スコット監督の“宇宙で主人公がひとりぼっちになる話“👨‍🚀と言えば、…】

ひとつ思い出したのが、
序盤で主人公:リプリーが

船内のみんなを危険に晒すリスクを避けて、負傷した1人を船内に入れない、

現実的かつ少し残酷な選択をするシーンがあります。

(結局、人造人間:アッシュが扉を開けてエイリアンを船内に入れてしまいますが、もしあそこで彼を見捨てた場合、『エイリアン』シリーズはそこで完結してました。)


そういうトロッコ問題における現実的な判断って、同じリドリー・スコット監督の2016年に公開された『オデッセイ』とは真逆ですね。↔️

どちらも
“宇宙で主人公がひとりぼっちになる話“
なのに、

・明るく陽気で気持ちいい『オデッセイ』

・暗くて怖くて気持ち悪い『エイリアン』

とで振れ幅がすごいですね…。😅

そしてどちらもちゃんと高く評価されてるのはすごいと思います。