主人公が死体安置所の仕事に慣れるまでの過程だとか、その道中で流れるノリノリ音楽だとか、怖いはずの場所でユルい空気が流れてくギャップがあるかと思えば、唐突に死体が移動して秒でミステリ始まるテンポの変転とかだいぶ良い。
疑いの目が主人公に向けられる反面、親友の怪しさが際立ってくる展開もミステリとしてあるあるのありあり。ただ、そんな簡単に解決しちゃつまらないぞ、と真犯人はまた堂々と犯罪を犯してく。ついでに警察は無能だから困っちゃう。
味方だと分かったあとのジョシュブローリンが主人公を助けるモード入った時は、この人やっぱイケメンやんってなる。
序盤に警部が言っていたように、動機って必ずしもあるものではないよな、って。
今回みたいな犯人もいる。そうゆう人もいるから怖いんだって、クロキヨの地獄の警備員でも言っていたことだけど、すごく当たり前のことではあるんだけど。いるからいる。ってすごく哲学的で、怖さの質としても洗練されたあり方だなと。
