わたがしたんぷぷ

スワロウテイルのわたがしたんぷぷのレビュー・感想・評価

スワロウテイル(1996年製作の映画)
3.7
世界で1番"円"が強い架空の世界を舞台に、円を求めて働きに来た外国人達。娼婦の母が死にたらい回しにされていた少女(伊藤歩)は娼婦のグリコ(CHARA)と共に暮らすことに。

種田陽平の映画美術が評価されているとのことで確かに架空の国が実在するかのような廃れた雰囲気や土埃、建物・衣装などができていました。あらゆる言語が入り混じる世界観に合っていました。

映像のおかげで悲壮感があまりないです。柔らかい光です。そもそも彼らの人生はそんなに悲観されるようなものではないと思いました。犯罪を犯したから不幸になるとかそんな世界観ではないです。

お金について考えさせられます。お金を手に入れて手に入るのは幸せではないような気がしました。身の丈に合っていなければそれは紙くずなのだと思います。お金を中心にした世界観が面白い映画でした。
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