松原慶太

レインメーカーの松原慶太のレビュー・感想・評価

レインメーカー(1997年製作の映画)
3.4
アメリカの、古きよき弁護士ものの伝統を受け継ぐ佳作。さすがコッポラ、映画らしい映画を楽しみました。そして、ぼくもまたジョン・グリシャム原作の映画化作品が好きなようです。

マット・デイモンが正義感の強い新人弁護士という設定はありきたりですが、細かいディテールやストーリーに、小気味よくひねりが効いていて楽しめます。

主人公の相棒のダニー・デビートは、6回司法試験に落ちている風采の上がらない親父ですが意外な情報網で頼りになるとか。ミッキー・ロークは収賄脱税なんでもアリの悪徳弁護士ですが、いざというとき主人公のピンチを救うとか。とにかく脇役が豪華。

ただちょっとストーリー詰め込み感がありました。恋愛要素はこのさい端折ってもよかったのでは...。
松原慶太

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