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此の蟲十万弗のkazu1961のレビュー・感想・評価

此の蟲十万弗(1944年製作の映画)
4.0
▪️JPTitle :「此の蟲十万弗」
ORTitle:「Once Upon a Time」
▪️First Release Year : 1944
▪️JP Release Date : 1946/05/02
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-357 再鑑賞
🕰Running Time : 103分
▪️Director : アレクサンダー・ホール
▪️Writer : ルイス・メルツァー、オスカー・ソウル
▪️MusicD :
▪️Cast : ケイリー・グラント、テッド・ドナルドソン、ジーニージャネット・ブレア、モークジェームズ・グリーソン、ガブリエルアート・ベイカー

▪️Review •••••••••••••••••••••••••••••••••
🖋クライマックスのエンディングに鳥肌、そして優しい涙。。。このラストのファンタジーのために過ごす103分間、そんな心温まる作品です。当時、淀川長治氏も絶賛していました。

🖋ウィルト・ディズニーを皮肉った描写も、このクライマックスのためにあったのかもですね。作中に何度も出てくる青虫が箱の中で踊っているだろうシーン(青虫の描写はありません)、イマジネーションが刺激されて頭の中でほんとに青虫が踊ってるような気になるのが不思議。そしてラストのダメ押しの???には感極まりました!!

🖋主演はこの時代のコメディには欠かせないケイリー・グラント。子役のテッド・ドナルドソンが好演。“少年の思いが通じ、大人が学んだもの”奇跡の青虫が織り成す心温まるファンタジー作品です。原作はラジオ・ドラマ『私の依頼者カーリイ』でイマジネーションをくすぐる演出で大ヒットしたようです。

🖋邦題の漢字の難しさ“蟲”“弗”、そして作中のセリフでも出てくる戦時下、相手国は日本なんですよね。。。温かい物語の中で少しグサッとくる一幕です。。。

😭物語は。。。
劇場主のジェリーが、10万ドルの借金を負ってしまい返却期限は一週間。返す当てのない彼に、奇跡のような話がもたらされました。知り合いの少年の持っている毛虫が、ハーモニカに合わせて踊るというのです。彼は早速スポンサーを募り、その毛虫を売り出すことを考えたましたが。。。

▪️Overview (映画. comより)
ルシル・フレッチャー・ハーマンが書いたラジオ・ドラマ「私の依頼者カーリイ」はノーマン・コーウインの手でコロンビア放送局から放送された。これに基づいてアーヴィング・ファインマンが潤色し、ルイス・メルツァーとオスカー・ソウルが共同で脚色し、アレクサンダー・ホールが監督したもの、主役は「コンドル(1939)」「花嫁凱旋」等に主演したケーリー・グラントで、ハル・ケムプ楽園の歌手から映画入りした新星ジャネット・ブレアがこの映画で初めて我国に紹介される。この2人の外に「王国の鍵」その他に出演したジェームズ・グリースン、10歳の少年俳優テッド・ドナルドスンが主要な役を演じている。撮影監督はフランツ・プラナー。
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