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007/カジノ・ロワイヤルのしおえもんGoGoのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
4.0
まさに娯楽大作という感じ。
私の中のボンドってスマートでシニカルで英国紳士というイメージなので、役者としてはピアーズ・ブロスナンかショーン・コネリーが一番しっくりくるんだけど、こういう武闘派なボンドも良かった。
まだ未熟さもあって失敗するし、暴走するし、すぐ殺しちゃう。Mの「また?」みたいなオカンっぽさも笑える。
またMI6のガジェットも好き。

しかしディナージャケットの破壊力はすごいな…。
あの体形でオーダーメイドのディナージャケットを着てるだけで、いかに血まみれでもボロボロでもめちゃくちゃセクシーなんだから。

ボンドが何回襲われてもシレっとした顔でギャンブル台に戻って来て、マッツ・ミケルセンが「え・・」って言う顔になるのがだんだん面白くなってくる。そしてディナージャケットとシャツ何枚持ってるんかな。

ボンドガールのヴェスパーも、最初の優秀だけど澄ました態度から、銃撃戦で怯える姿、さらにガッツリアイメイクのパーティードレス姿から、恋人になった後のカジュアルワンピースとナチュラルメイクの笑顔のギャップがすごくて、これは惚れちゃうわ。
ボンドも本当に幸せそうだったし。

ラストの「My name is Bond. James Bond」の時の冷たい顔が最高。
まさに007 Rising って感じ。
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