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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のしおえもんGoGoのレビュー・感想・評価

3.7
麒麟の可愛さで加点。

いやーもうとにかく麒麟が可愛い。動物の子供の可愛さをギュッとした動き。キュルキュルの目。バンビ実写化も期待できる。もうされてる?

また今回からグリンデルバルドがミッツに替わったわけだが、ジョニデは悪役としては不気味で良かったものの、やっぱり「ダンブルドアの元カレ」という意味ではミッツがよく合っていたと思う。
ジョニー・デップはパンク系というか、エキセントリック系だったけれど、ダンブルドアは服装も含めて割と好みがクラシカルっぽいし、あんまりジョニー・デップと付き合ってた感が無い。

ミッツの溢れる自信とカリスマ性と色気と冷酷な薄笑いが「これは惚れるわ」という説得力があって良かった。

また映像的にも非常に美しく見どころも多い。

以下ネタバレあります。



ただ、美しく見どころが多いことが仇という面もあって、一々見栄えがするシーンを追加していくためにちょっと間延びした感もあったと思う。

またシリーズものとして見た時に、ティナやナギニが居ないのもどうなのだろうか。

前作でクイニーがグリンデルバルド派に行ってしまった事も納得できなかったので、今作でも「なにやってんの?」という感じ。

全体的にミッツの迫力(と色気)に全員が押され気味で、主役ですらやや食われて印象が薄まったように感じられた。
ミッツに対抗できたのは麒麟だけよ…。

その他
・てっきり前作で終わりと思っていたユスフ・カーマが今作活躍しててビックリ。妹の記憶無くしてしまったけど良く味方で居てくれたものだ。彼が寝返って無かったと分かるシーンがカッコ良かった
・ジェイコブは今作も良いし、アメリカ人のマグルだから魔法界の大物にもフランクすぎる態度が良い
・助手のバンティが急にクローズアップされたのでこれもびっくり。ティナが出てこないこともあって、実はバンティとニュートがくっつくパターンかと思った
・やっぱりナギニは出さなきゃダメだったと思う
・麒麟が膝をついた人が選ばれたリーダーって、十二国記やん!と興奮。前作の騶虞(ズーウー)といい、テンション上がる
・麒麟が可愛すぎるので、いきなり殺したミッツに殺意。ひどすぎ!でもその冷酷さがGood
・ニュートの兄テセウスが麒麟を抱っこしてるのが好き。今作はこの二人が兄弟っぽくて良かった
・ダンブルドア弟の家の鏡に浮かんだメッセージは何だったのだろうか。クリーデンスのメッセージ?クリーデンスはアバーフォースが父親だとダンブルドアに言われるまで知らなかったはずで、いつの間にあんなやり取りをする関係になったのかな
・ニュートのスーツケースに貼られた写真はティナだと思ってたけどリタだったとwikipediaで知った。それティナ怒るでしょ
・ダンブルドアの謎って結局なんだったのだろう。ミッツが元カレである事や昔同調してたことはハリポタシリーズで言われてたと思うし、クリーデンスが甥だったこと?
・やっぱりこうやって振り返ってもミッツと麒麟の印象が強すぎて他の人がふんわりしてる。クリーデンス何してたっけ?ぐらいの感覚
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