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アメリのshinoのレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
3.6
厳しい親の間に産まれ、元軍医の父親に心臓病だと勘違いされ学校にも行けないという環境で育ったアメリ。早くに母親も亡くし、父と2人で暮らしていたが、コミュニケーションがうまくとれないまま成長していく。22歳になったアメリはカフェで働き始めるが、ダイアナ妃事故死のニュースをきっかけにアメリの人生に大きな転機が起こる。

おしゃーーー!!!おしゃれ!!!とんでもなくおしゃれ。最強。
出る小物出る小物全ておしゃれでたまらない。絶対おしゃれに興味ないやろって人の部屋でもおしゃれ。そしておしゃれな部屋をおしゃれに映し出すカメラワークもすごくいいし、おしゃれなストーリーがテンポよく進んでいくので楽しく見られる。初めはなんじゃこりゃ!?と感じたけれども、見るうちにグイグイハマって行った。
ただ人を選ぶのは確か。おしゃれな映画だけれども、コミュ二ケーションとは?ということが描かれてある。コミュニケーションが下手な故に何でそここだわる?って人がたくさん出てくる。ストーリー的に言えば「世界と調和が取れてない人」がたくさん出てくる。世界と調和が取れてない人が、調和の取れている世界の人と関わったり、調和の取れてない同士楽しんだりする。人によっては彼女たちのことをめんどくさいと思うかもしれない。回りくどいと言うかもしれない。それでも彼女たちはその世界で生きているし、そうすることでしかコミュニケーションが取れないのだろう。

とにかくおしゃれな画面構成なので、映画美術を学ぶ人は見ておくべき映画だなあとおもいました。良い!
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