liam

アメリのliamのレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
3.5

監督は「エイリアン4」のジャン=ピエール・ジュネ。主演は「月夜の恋占い」のオドレイ・トトゥ。他に出演は「聖なる嘘つき/その名はジェイコブ」のマチュー・カソヴィッツ、「ル・ブレ」のジャメル・ドゥブーズ、「プロヴァンスの恋」のヨランド・モローなど。

小さい頃から空想の世界が一番の遊び場だったアメリ。22歳になった今でも、モンマルトルのカフェで働き、周りの人々を観察しては想像力を膨らませて楽しんでいた。そして、あることをきっかけに、他の人を幸せにすることに喜びを見出したアメリ。他人の人生にこっそりおジャマしてはたのしい悪戯を仕掛け、人知れずお節介を焼いて回るのだった。そんなアメリも自分の幸せにはまったく無頓着。ある日、不思議な青年ニノに出会ったアメリはたちまち恋に落ちてしまうのだったが、アメリは自分の気持ちを素直にうち明けることが出来ない。

作中を彩るシーンの色合いが良い。やや古めかしい雰囲気にカラフルな色が散りばめられていてとても楽しい。
絵で場面の意味を説明しているのも良い。こういう風に絵で魅せてくれる作品は好き。

登場人物がみんな個性的で、そこも魅力的な要素の1つ。

お洒落なセットにファッション。女性に人気なのもうなずける。観ていて楽しく憧れる要素があると人気になるんだろう。

ただストーリーとしては正直あまり面白くなかったし、フランス映画が苦手な自分としてはあまり馴染めなかった。

他人の幸せによって幸せを得ていたアメリが、自分の幸せを遠回りしながらも手に入れたのは良い終わり方。やはり映画はハッピーエンドでなくってはいけない。

お洒落なコメディ映画。
liam

liam