sabo

愛のむきだしのsaboのレビュー・感想・評価

愛のむきだし(2008年製作の映画)
4.1
鑑賞日2020/05/08

敬虔なクリスチャンの家に生まれたユウは幼い頃に最愛の母を亡くす。
母は生前『大きくなったらマリア様のような女性と結婚しなさい』とユウに言い残して亡くなった。
17歳になったユウは神父となった父と倹しく暮らしていたが、ある日カオリという女性が現れ生活は一変する。
歪んでいく父親との関係、そんな迷える子羊の如きユウの前に遂に『マリア様』のような少女が現れるが…

愛 の む き だ し !!
L O V E E X P O S U R E

⚠️**感想(ネタバレ含む)**⚠️
この映画を一言で言うなら『こんな純愛見たことねぇwww』これに突きます…いや尽きます。。疲れた(;´д`)

またまた園子温やってくれました。
今回は多少グロ手加減気味で助かった。
前半小一時間良心の呵責もなく不謹慎にも笑って過ごしたところでタイトルバーーーン!!いや今から始まんのかよwwwと。。

いよいよ始まったーchapter1、キルビルっぽいな。
カンフー的盗撮奥義の訓練、キルビルっぽいな。
サソリ登場→梶芽衣子→恨み節、キルビルっぽいな。
JK銃乱射事件、キルビルっぽいな。
新興宗教本拠地に凸→✨日本刀✨、ってオイ!キルビルやがなwww(。´Д⊂)
もう途中からキルビル気になって仕方なかったです。。
にも関わらずなんだろうか、この真逆なテーマ。
キルビルは『復讐』、んで本作は恐らく『愛』?うん。タイトルだしね?
…あれ?愛の反対は憎しみ?じゃ復讐の反対は?
『勘弁』(他人の過失・罪咎(つみとが)を許すこと)お、こっちの方がしっくりくるわ(*-ω-)
そういえば『愛のむきだし』なんてガッテンコというか、座りの悪い感じですなぁ。『むきだしの愛』ならわかるけど(-ω- )?
love exposure=愛の暴露?愛の曝け出し?(゜∀。)
最後の40分程は神様に不毛な祈りを捧げつつ泣きながら見てました。クリスチャンじゃないけど。
そして予想外にも祈りは通じたのです!!クリスチャンじゃないけど。

しかしこの監督のお作、前回(冷たい熱帯魚)もそうでしたが、決して心地よい物語でもないのに見終わってからあれこれ気になり過ぎて仕方ないです。
私の『好きになる』パターンは単純で
①意図して好きになる(自分の「好き」に寄せる式)
②意図せず好きになる(思いがけない運命の出会い式)
の2パターンという雑さなのですが、園子温に出会って3つ目のパターンが出来ますた。それは
③意に反して好きになる
超絶胸糞なのに頭から離れない~考えたくもないのに夢にまで見ちゃう~考える度に胃も心臓もキュンキュンするぅ。え?!これってまさか…
故意?(゜∀。)
いいえ、ケフィアです(真顔)
まぁ、これが所謂、嫌よ嫌よも隙のうちってやつですな(真顔)
とりあえず笑撃と衝撃の狭間で顔面神経麻痺しそうになる作品でした。
そして神かけて誓います、決して安易に他人にこんな映画オススメしません、と(キッパリ)

どうでもいいけど『17歳の勃起』って神憑り的に純愛のシンボルっぽくないですか?17以下は猿っぽいし、17以上だと汚れっぽいし。
まぁ私には付いてないのでわかんないですけどね。( ´-ω-)y‐┛~~
あとは満島ひかりなる女優さんの唇が好き過ぎる件、ユウよりサソリが好きな件。

ストーリー:3.8
ビジュアル:4.0
音 楽:4.0
キ ャ ス ト :3.9
気になる木:5.0(好き杉加点)
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