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ジョジョ・ラビットのsaboのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.9
鑑賞日2024/01/20〜

第二次世界大戦時代のドイツ。
ジョジョはヒトラーに心酔する10歳の少年だった。彼には親友のヨーキーと妄想の友達“アドルフ・ヒトラー”がいた。
姉は亡くなり父は出征、母と二人で暮らしていたジョジョ。自身も勇敢なナチの戦士となり祖国の為に戦うことを夢見て少年兵育成訓練のキャンプに参加する。
ところがキャンプ中の不慮の事故により負傷し、雑用係になることを余儀なくされてしまう。
自宅で静養していたある日、亡くなった姉の部屋から奇妙な物音が聞こえる。
部屋へ行くと壁紙の一部に境目があることに気付く。恐る恐るその壁をめくると奥に隠し部屋があり、そこには憎むべきユダヤ人の少女が…


※本作は可能な限り予備知識無しでの鑑賞をオススメします❗(*-ω人)✨

❗❗感想(ネタバレ含む)❗❗
(・∀・)こばちゎ♪
今回は以前から見たかった『ジョジョ・ラビット』です✨

この映画を一言で言うなら『愛の力は最強』です。敗戦間際のドイツで10歳のジョジョは友情や愛、家族の絆、様々な経験を積む。この物語は言わば少年ジョジョが一歩大人に近づく瞬間にフォーカスした物語なのです(*´ェ`*)
この映画を最初に見た時、ライフ・イズ・ビューティフルを彷彿とさせました。
ナチスを題材としつつ、こんなにもハートウォーミングな物語が他にあるだろうか?、と。
しかしライフ・イズ・ビューティフルの時と真逆でジョジョはコテコテのヒトラーファンなのだ(;´Д`)💦
でも思うに当時の少年少女達にとってきっとヒトラーはヒーローだったのだろうし、大人が思う程の歪んだ思想やナニかというより『カギ十字と軍服と戦争ごっこに憧れる』どこにでも居る少年少女達だったんだろうなぁ、と。。。
所詮武力に憧れるのは自身の弱さの裏返しなのだということに一歩ずつ気づき始めたジョジョのラストの会心の一撃にシビレました✨
本当に大切な人達を失って初めて愛の強さを身に沁みて思い知ったのでしょうね。・゚・(ノД`)・゚・。
憎しみは新しい憎しみしか生まない。
でも博愛の精神を持てばより多くの選択肢が生まれる。
ジョジョ、きっと素敵なジェントルマンになるわぁこの子www(*´艸`*)♡

ヒトラー『祖国を護るために戦い英雄となり名を残すか、忘れ去られ砂漠の名も無き砂になるか!』
この台詞を聞いた時saboはお気に入りのエピソードを思い出しました。
広い広い砂浜で片方の手で砂を掬い上げる。そうすると指の隙間から幾許かの砂が滑り落ちて僅かな砂が手のひらに残る。その残った砂こそがこの世で人間に生まれる確率なのだと…
無名でもいい(๑•̀ㅁ•́๑)✧一粒の砂に名は無くても、沢山の歴史や唯一無二のドラマがあって、すべからく命とははただそこにあるだけで尊いのです!

なんだかそんな胸熱な気持ちにさせてくれる一作でした✨

かなりオヌヌメです!!!
是非、是非☆

ストーリー:4.5
音   楽:3.0
キ ャ ス ト :4.5
ビジュアル:3.5

スカヨハ美し過ぎるよぉwwwヾ(*´∀`*)ノ
眼福(●´ω`●)♡
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