skm818

スケアクロウのskm818のレビュー・感想・評価

スケアクロウ(1973年製作の映画)
3.7
刑務所から出て念願の洗車屋を始めるためにピッツバーグを目指すマックス、家出して船乗りをしていたが久しぶりにデトロイトの妻子の元に向かおうとしているフランシス。2人が出会って意気投合し、一緒に旅をする話。途中けっこう寝てしまったが、なんというか騒がしい。酒場に行けば喧嘩をするし、ふざけて踊るし、挙句警察を呼ばれて刑務農園に放り込まれる。農園でフランシスはライリーという男に気に入られるが、案の定ホモセクシャル行為の相手をさせようとするやつで、それを拒んだフランシスはボコボコに殴られる。ようやくデンバーを脱出してデトロイトに到着するが、電話の向こうでフランシスの妻だった女はフランシスを罵り、こどもは生まれる前に死んだと嘘をつく。ショックを受けたフランシスは錯乱し、州立病院へ。マックスはひとりピッツバーグに向かおうとするがチケット代が足りないという、主人公2人はどちらも幸せにならず、彼らと酒場やダイナーで出会ったモブだけがその瞬間だけ彼らを笑って楽しくなれるって話なんだよね。うまくいってない者がうまくいってないまま終わる。男二人の珍道中なのに正直そんなに面白い話ではない。でも多分おいらの人生も振り返ったらこんな感じで笑われているだけなんだろうな。
skm818

skm818