まりぃくりすてぃ

少年と自転車のまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

少年と自転車(2011年製作の映画)
3.9
ラストの非凡さ。観おわってナットク。

すさんだ心の少年に、この面構えをキャスティングしたくなった狙いは、わかりやすくて、賛否どっちでも。
けど、都合よく (記号的なぐらいに) 優しくしてくれる女性役に、美と筋肉のセシフラを選んだのは、監督兄弟の欲望? 彼女じゃなくても全然ほかの女優でもよかったんじゃ? 
(記号的なぐらいに大昔の邦画マドンナみたく、そして葛藤も過去話もなしに当然のごとく) 優しくしてくれ続けるその里親に、すぐ再び少年が頼る前に、少年が遠慮してアリガトだけ言って一旦離れてしょんぼり滅びていこうとする〈ムダな健気さ〉見せのほうが…私の好みなんだけどなぁ、とブツブツしかける。

でも、その後に、ご都合じゃない非凡なラストが来たから。なんかドキドキする。。

🙆

 

▼ネタバレ注意▼


脳震盪は、直後よりも数カ月〜一年後ぐらいが、こわい。原因不明ぽい体調不良・感覚異常・視力や会話力の低下・鬱に似たぐったり感などが来ることがある。脳からの出血が、頭蓋骨内で脳を圧迫するせい。精密検査の上で開頭手術しないと、そのまま脳炎に悩まされて若死にする可能性もある。スチュアートサトクリフみたいに。