Oto

エターナル・サンシャインのOtoのレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
3.9
好き。ラブコメと思っていたらむしろSFサスペンス。
二人が観てたのは『Monster on the Campus』っていうオカルトSF(新種の魚を発見した教授が間違って血を触ってしまって凶暴な原始人に変身するみたいな物語)らしいから意識してるのかも。あのシーン好き

ジムキャリーの作品は監督や脚本が違っても似た魅力がある。イエスマンもトゥルーマンショーもそうだけど、空想を通して現実で生きる元気をもらえる感じ。
子供時代に隠れるシーンとか、雪景色の中のベッドとか好き。ラストのカセットテープも切なくて可笑しくて良い

オチはうっすら読めていたけど、メアリーの過去とかOPにつながる終盤とか、意外性もありつつ新しい未来の提案もしていて、後世の色んな映画に影響を与えていそう。『アバウトタイム』『her』『LIFE!』『メッセージ』『インセプション』とか連想した。もっと遡ると『8 1/2』とか?

クレムの衝動性は魅力的に映った、自分も人見知りで口数少なくて自信ないし。皮肉のthanks が何度か出てきたけど、ユーモアがある人は口喧嘩も強いから危ないな〜とは思った。

監督はMV作家としても好きだけど、音楽の使い方があまり印象に残らなかったな、BECKくらい
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