このレビューはネタバレを含みます
2011年の韓・日・タイ共同制作作品。釜山を舞台に、三つのオムニバスストーリーをそれぞれの国の監督が手がけたという面白い試み。
初っ端のエピソードもドラッグクイーンのスパイ(しかも決して美しいとは言えないw)の儚い恋を、マニアック且つ大真面目に描いていて、非常に好み。
二本目の行定勲監督とソル・ギョングがタッグを組んだ「かもめ」が、一番の秀作。父の故郷である釜山で自殺した日本人女性の霊と一晩だけ一緒に過ごすカメラマン・・という、結構ありがちなストーリーでありながらも、ソル・ギョングの演技力の高さ、夜の釜山の情緒溢れる街並みの風景、ライティングにとことん凝った演出でカバー。吉高由里子も役にぴったり。このエピソードを見るだけでもレンタルしてみる価値有り。
三本目のエピソードは、自分には合わず、途中で視聴中止。
でも、二本目だけでも見る価値有り。