カメリアの作品情報・感想・評価

「カメリア」に投稿された感想・評価

ゆん

ゆんの感想・評価

3.5
チャン・ジュナン監督観たさに借りた、三部構成のオムニバス作品だが、しょっぱなのウィシット・サーサナティアン監督「アイアン・プッシー」が素晴らしく、二本目の行定勲監督「kamome」のくだらなさに萎えた。

「kamome」は日本映画の悪しき文化が顕著に出ている。
人の死とか人種の壁という問題を扱って、手軽に感動させてやろうという浅ましい手法に興ざめする。
要はビッグネームの主役二人撮れればそれで良いというスタンスなんだよな、撮り方も、人物造形も極めてずさん。せっかく素晴らしい役者を二人も迎えているのに、全く良さを出そうとしない。
心の優しい吉高由里子に対して、わがままで態度の悪い韓国人女優が対照的に写されるのだが、美しい日本人女性と醜い韓国人女性という図式に見えて問題。だがこれも特に意味はなく無意識の所業なのだろうなと脱力させられた。

「アイアン・プッシー」はまるで吉高由里子の真逆をいく、女装した中年男性が主人公。
ドラァグクイーンのような大袈裟なメイクとファッションの主人公が女スパイとあり、ポップなコメディかと思わせるが全くそんなことはない。女スパイに殺人指令がおりたのは、恋に落ちた男性だったというラブロマンスがミュージカルを交えて至極真面目に描かれる。
この話は「なぜ?」と思わずにはいられない不可解な要素で構成されている。
なぜ、女装前の主人公はタイ人なのに寿司職人で、いつもタコを捌いているのか。
なぜ、話の途中でいきなりタイムスリップするのか。
そもそもなぜ、主人公が女装した男性なのか...。
きっと、実は全てに意味があるのだろう。いやそもそも、物語に意味や教訓なんて必要だろうか。この作品は私の見たいものを見せてくれた。それで十分ではないか。
ラモ

ラモの感想・評価

3.9
ソルギョング観たさに!
吉高由里子との絡み癒されました。ベタだけど演技力の高い2人が雰囲気だしてました
ゆめ

ゆめの感想・評価

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オムニバスなので評点の付けようがない。
1.アイアンプッシー
キッチュで発想が飛んでて、短編映画らしい作品。主人公のハゲのおっさんが監督という噂を聞いた。ますます才能を感じる。絶世の美女として扱われてるところも、女装が一目見て笑えるほどハズしてないところも、声が不二子ちゃん的な吹替になるのもセンスがある。普段見ないジャンルなので、オムニバスに入っていて良かった。
2. カモメ
作品自体はオーソドックス過ぎてダサいくらい。というか、全体的に撮り方がダサい。ラストシーンのダサさと言ったら脱力するほど。行定監督の前時代的なところが出ちゃってる。
しかし、たどたどしい日本語、英語で必死に若い娘とコミュニケーション取ろうとするソルギョングはめっちゃ可愛いし、手はクリームパンみたいだし、吉高が小さくて華奢なおかげで頭一つ分くらい身長差も体格差もあるし、歌も聞けるし、ソルギョング的には最高。
それにしても韓国映画に日本人女優が出てくると、腹が立つほどわざとらしいのはなんなんだろう。吉高も上野樹里もそんなに演技下手だと思ってなかったんだけどな。
3. ラブフォーセール
チャンジュナン、こんな作品撮っててよく『1987』撮れたね…みたいな気分に。ドンウォンをどの作品より等身大かつ一人前の男として描いた点とラブフォーセールというアイディアだけは出色だったかな。しかしこの作品も本当に2010年代の作品なの?というくらい演出がダサい。
3作品とも釜山と愛がテーマだったようだが、果たして成功しているのか…?謎である
ぺあの

ぺあのの感想・評価

3.0
IRON PUSSY、KAMOME、LOVE FOR SALEの3本立て。KAMOMEがホンワカして良い。LOVE FOR SALEもなぜ主人公(ジェイ)が怒っているのか途中まで判らなかった。一応理由はわかったけど、全体的には微妙。IRON PUSSYはわからないことはないけど、理解はできない。そもそも、テーマが一貫しているわけでも、伏線をはっているのでもなくあえて3本をワンセットにする理由が不明だった。
映画館まで行った記憶。途中で退席した気がする。吉高由里子の出てた作品はよかった。
Y

Yの感想・評価

4.0
Kamomeが一番好き。
この作品の吉高由里子が一番綺麗だと思う。涙の流し方がとにかく美しかった。
Ryou

Ryouの感想・評価

3.3
スコアは3つの話の平均点
吉高由里子出演の行定監督作品Kamomeが
めちゃくちゃ良作だった
真相がめっちゃ切ない…
吉高由里子 可愛い

LOVE FOR SALEも後半盛り返してきて
なかなか良い映画だったけど
銃撃戦がうるさかった 笑

IRON PUSSYがなければ
もっとスコア高くなったのに…
miyuki

miyukiの感想・評価

4.0
吉高由里子のセクションだけ観ました。
韓国映画と吉高由里子のマッチングが最高です。
きえ

きえの感想・評価

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世界10大映画祭でありアジア最大映画祭である釜山国際映画祭のプロジェクトとして製作された作品。
3話からなるオムニバスで映画祭に縁のあるタイ、日本、韓国の監督が釜山を舞台にそれぞれ過去、現在、未来の愛の物語を描く。

日本からは行定勲監督が参加。
第2話『Kamome』を監督。
脚本は伊藤ちひろさんと共同脚本。

何故この作品を見たかと言うと知り合いが関わっていたから。エンドロールには勿論名前が。なのでこの『kamome』しか鑑賞していません。レビューもこのパートのみで書きます。全話を見てないのでスコア付けはしません。

お話はと言うと、韓国人の撮影監督と”かもめ”と名乗る不思議な日本人女性との一夜のほのかな恋を描く。

撮影監督役にはソル・ギョング、日本人女性役には吉高由里子さんが演じ、韓国語、日本語、英語を交えてコミュニケーションを取ろうとする男女が微笑ましく描かれている。ソル・ギョングの人間味と吉高さんの透明感溢れる演技が素晴らしい相性となってストーリーを運ぶ。

連ドラ1話分ほどの尺を使ったシンプルなストーリーは勘のいい人には展開が読めてしまうかもしれない。私は鈍感力が強いので最後までとても楽しめた。なるほどな。ネタバレ系なので内容には触れません。

この作品ロケーションが素晴らしかった。釜山と言うと海辺の町だけど、作品に出てくるのは誰もが知る釜山ではなく全く別の顔。

中でも物語で重要な役目を持つ峨嵋洞(アミドン)という韓国のマチュピチュと呼ばれる長い長い階段が続く場所はとても印象的だった。行定監督のインタビューを漁るとロケハンをする中で風景からインスパイアされシーンをイメージしていったと言う。細い路地や古本屋などもとても効果的に使われ新しさと古さが同居する釜山を感じる事が出来る。

この作品の会話にはツボが結構出てくる。

撮影監督の男が女に「黒沢明『7人の侍』」と日本語でいい、続けて英語で見た事があるか?と聞く。脈絡がない突飛な質問に見えて男にしてみれば日本人との共通単語なのだ。で面白いのが韓国人が知ってて日本人の若い女性が知らないと言うあるあるな落とし込み。分かってるね〜

実は行定監督は幼少の頃、黒沢明監督の『影武者』の現場に潜入した経験が映画世界への目覚めだったそうだ。更に映画人として歩み始めたペーペーの頃、エドワード・ヤン監督の『クーリンチェ少年殺人事件』の撮影現場にも何故か撮影機材を届けに行かされて潜入すると言う幸運に恵まれていた。

それらを踏まえての前述の台詞と、もう1つ暗闇の浜辺で呟く『映画人にとって闇こそ自由だ』と言う台詞。紛れもなくエドワード・ヤン監督に特別な思いを抱く行定監督自身を投影している。

私は私で節々に感じていた。
闇、夜の浜辺、ムーンライト、時空…
知人の顔が浮かんだ。らしいな。
見れて良かった。
ソル・ギョングの安定感
吉高由里子の浮遊感(いい意味で)が裸足の少女をより濃くした
生々しい会話展開で、急ピッチな展開がわざとらしくなかった(踊りのシーンがとてもよかった)
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