EllenAim

エクスペンダブルズのEllenAimのレビュー・感想・評価

エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)
3.7
往年アクション復活
ギャラは高いがGood Job 傭兵軍団〈エクスペンダブルズ〉
”バーニー・ロス いつ寝てる”

監督・脚本・主演を務め、これだけのメンツを揃え束ねたスタローン。
BD映像メイキングコメンタリーによるとオースティンのスピアーでぶっ飛び強打し、首の骨にひびが入ったという。「Come on!」とスタローンが言ってるとはいえ、オースティンいくらなんでもやりすぎだって。
映像で観てると痛々しい。
レスラーと戦うのはハルク・ホーガン以来ですね。
ケガを負いながらもカメラを見て指示をする姿は、眼を見張るものがある。スタローンの熱意には頭が下がります。
やり尽くされたものばかりで独自性を出すのは難しい。各々の見せ場も用意しなければならないし、撮影や編集には苦労したという。

「12歳まで俺には手本がいなかった。ヒーローや尊敬する人物がね。
ある日学校をサボって観にいった映画『ヘラクレス』で人生が劇的に変わった。勝ち目が全くないのに挑む男たち。理想の実現の為なら命さえ投げ捨てる。それは俺が生涯持ち続ける人生の哲学となった。アクション映画は古代の神話と似てる」
と語るスタローン。確かに彼らしいです。

アーノルド君の転職は正しかったという言葉には吹いてしまった笑。
ご存知の通り、後に俳優復帰するわけですが。


バーニー(スライ)、シュワルツェネッガー(トレンチ)、ブルース(チャーチ)、三人でのシニカルなやりとりは笑える。
トレンチがバーニーを「ジャングル好きだ」とか
チャーチ「奴(トレンチ)の狙いは?」
バーニー「…プレジデント」
当時、シュワルツェネッガーはカリフォルニア州知事。
スライとシュワと2人だけのシーンのはずが、ブルースの提案で3人になったのだが、スケジュールの調整が難航した。長年の友情からノーギャラで出てくれたという。
テスト試写では音楽に対する批判があり、ディレクターズカットを出す機会があったら、改良するつもりだったという。

スタントコーディネーターとしてチャドスタエルスキが参加、ガルザの精鋭部隊には総合格闘家アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラもいたり。
スライの銃さばきも見事。
ジュリア・ロバーツの兄である、エリック・ロバーツの往年の悪役ぶりもいい。

『ランボー 最後の戦場』から遠慮なくゴア描写になりましたね


[再鑑賞]
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