18世紀末。
ナポリ駐在のイギリス大使婦人が心を惹かれた提督と再会し、許されぬ恋に落ちていく…。
ナポレオン=ボナパルトの最大のライバルと云われた大英帝国海軍提督ネルソンと、その愛人として名高いハミルトン夫人の物語。
ようするに、ネルソン提督とナポリ大使の妻であるエマ・ハミルトンの不倫の話です。
まず、ヴィヴィアンがめっちゃいい。
惚れる。
この頃の彼女が一番美しいって言われてるのに納得。
物語の最初と最後に出てくるメアリー・スミス嬢も美しい。
白黒映画なので豪華なセットや衣装の色がわからず、 どんな色なのか想像するのもおもしろかったです。
不倫の三角関係ですが、当時はおそらく現代とはだいぶ違う結婚感、夫婦感や親子感だったと思われるので、今の感覚で想像する感情とは違った思いが3人の間にあったのだろうなと思います。
それをくみ取りつつ見るという面白さもありました。
また、ナポレオンとネルソンの最終決戦となったトラファルガーの海戦での艦隊戦の映像が非常にダイナミックである。
ただ、内容は不倫の話なのであまり好きではありませんが。
共演の2人も不倫から始まった夫婦。
そんなことを考えながら観ると感慨深いかもしれません。