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長い見送りのmingoのレビュー・感想・評価

長い見送り(1971年製作の映画)
4.1
ずっと観たかったキラムラートワやっと観れた、ギイジル観た後走ってヴェーラへ駆け込み乗車。物語は旧ソ連の地方都市で翻訳家として仕事をする主人公は夫と別れ、気難しい年頃の息子と二人暮らしを活写する。詩的で私的な感じがよもやよもやギイジルと似てる。。。浮遊するように移り変わるショット、突然のパンに突然のズーム自由すぎるキャメラで木の向こうで話している女の子をぼーっと撮ったりしてなんなの?なのに釘付けになる。物語なんてどうでもいい、この映像美を愛せと言わんばかり。とりわけやばいシーンは同じ白い犬を撫でているだけなのに男の子と女の子の手のクローズアップはやばい。お互い決して触れずにただ犬を愛でているだけにもかかわらずとんでもなくエロティックな思いが二人の間を交差している。金曜日なのに仕事終わりにヘビーな二本で逝きかけたがいつの時代も遠く離れた国でもお母ちゃんの愛情は鬱陶しく感じてしまうんだなあと懐かしくなった、
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