肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

西部戦線異状なしの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)
4.0
戦場を駆ける上質のブーツが履くは「祖国のため」という甘言に焚きつけられた少年と言える年齢の若手兵士たち

アカデミー賞設立して3年目(第3回)の2部門受賞するほどの超クラシック「戦争&反戦映画」

リメイクは79年版が最初にあるようだが、"原点"となるこちらを鑑賞。
戦争映画としては技術的、見応えとしても最新リメイク版が優に勝るのはしょうがないとしても、「戦争映画」として未来に働きかけた偉大さは今見ても譲りようがないので、評価は避けたいが一応の高評価は明らかにしたいこの点数で。

Netflix版(2022版)との目につく共通シーンは、
・窪地での一対一の揉み合い戦闘
・破く女性絵ポスター
・カットを背担ぎするシーンがリメイク版と被る

と言ったところ。と要所は似たシーンがあれどほとんど「戦争映画」として"別物"と言っていいリメイクなんですよね。
最初の教授(教師)か軍手配の人事広報役のオープニングは共通しているものの、今作(リメイク元)はあくまで教室から出発。Netflix版は志願を募った軍関係施設といった感じでかなり印象も変わってくる上に、今作の方が教師自らの"御高説"として"身近な悪意"として強烈に印象に残るんです。
そして今作は一時帰国の流れがあるので、この教師との再会でリメイク版とは違った方向の"大人対若者(兵士)"の構図が浮かぶようにできています。

そして、序文で皮肉った「(アーミー)革ブーツ」についてですが、このシーンは今作の目玉と言っても過言ではないくらいなかなかの"人の命より続く「物の寿命」"という「皮肉」が強烈なんです…
なんでリメイク版にこの案件が採用されてないのか?と疑問に思うくらいに"兵士人命の軽視"として印象に残るものの、原作や主人公学友陣の視点とリメイク版オープニングの「ハインリヒ」の行方を"代表"として描きたかったという監督ならではかも知れませんね…

両作、ポール(パウル)と先輩兵士カットとの友情が描かれますが、そのカットがゴリラ顔の大柄で見た目込みで個性的に描かれているので、リメイク版より愛着を抱く人もなかにはいるかも知れませんねw

簡潔と言いましたが、まあそれなりにクラシック映画でも言うありゃしゃーね(サーセンw)