「ふたりのロッテ」のディズニーによる現代版リメイク。ディズニーらしい楽しさを随所に感じる作品。
二人は似た者同士。
それゆえ対立し、競いあったりいたずらし合う序盤が最高！
しかし、ここは単に面白い場面なだけでなく、終盤再会してもどこか似た者同士ゆえになかなかお互い素直になれない両親の姿ともつながっており、ある種の伏線になっている。
入れ替り中のエピソードは思ったほど騒動が起こらず面白くないが、執事との挨拶の再現や犬の描写など、細かな設定に工夫がある。
また、両家の使用人がどちらもチャーミングでかわいい。
再会のシーンは、うまい。ホテル内ですれ違う各々の家族のシーンは、スリリングでわくわくする。
また、その後の娘たちによるデートの再現や山登りでのいたずらも面白い。
お互いもう好きだと思ってもいいのに、なかなか結びつくことはできない大人の男女の微妙な関係を丁寧に描き、後半はくっつきそうでくっつかない、その感じがうまい。
そんな中、ワインのくだりといい、ラストといい、終盤は父が次第にいいところを見せ、特にラストはなんとも言えないいいシーンになっている。
それにしても、主役の子役は、さすがアメリカ、よくこんな可愛くて上手い子を見つけてきたな！と思った。そして、観終わった後、「フォーチュン・クッキー」のリンジー・ローハンの子役時代だど知った。大人になってからも可愛いが、この子役時代の可愛さはすごい。
