ケーティー

秘密の森の、その向こうのケーティーのレビュー・感想・評価

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)
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意味のないことのすばらしさ


合理性や効率性から考えれば、意味のないことばかり繰り返しているのだが、それが美しい。目標や目指すべき結果から逆算して行動することのなかった少年少女の時代の発想で描かれている。

「さよならはいつもいいタイミングで言えない」、人形を差し出し「これは私たちの子どもよ、だから行っちゃだめ」など、端々のセリフがよかった。