FumiyaIwashina

8 MileのFumiyaIwashinaのレビュー・感想・評価

8 Mile(2002年製作の映画)
3.8
デトロイトの貧民街で暮らすラビットは黒人に混じりながら、昼は工場で働き、夜はラップバトルに出て有名になることを目指す。
ラップもエミネムもあまり興味がない状態で観始めたが、予想以上に良かった。音楽映画にありがちな地元から大舞台へという成功物語ではなく、友情とライバルにフォーカスした内容だった。これをエミネムが自伝的な内容としてやってるのがすごい。
廃屋も残る町はいかにも治安が悪そうで、周りも信用できない人や情緒不安定な人が多かったり、理想的な環境ではないけれども、真面目に働きながら、リリックを書き留めていくラビットがかっこいよかった。また、仲間たちも最高で多少のいさかいがあっても謝らずにまた元に戻るのが印象的で、それだけ絆が強いのだなと感じた。
ラップバトルについては良し悪しがあまりわからず、相手のことを罵るのが好きじゃなかったけど、ラストの会場の盛り上がりはテンション上がったし、エミネム自体は好きになった。