ひろ

主人公は僕だったのひろのレビュー・感想・評価

主人公は僕だった(2006年製作の映画)
2.9
「チョコレート」「ネバーランド」の名匠マーク・フォスター監督により2006年に製作されたアメリカ映画

脚本の争奪戦になったというだけあって設定は面白い
「トゥルーマン・ショー」と似た世界観だが、「トゥルーマン・ショー」のような遊び心は少し足りないかな

アダム・サンドラーの映画にありそうな設定だけに、サンドラーのようなユーモアがもっとあったらより面白くなったかなって思った。

監督が人間ドラマをしっかり描くタイプの人だから奇抜な脚本なのに、ちゃんとした映画になりすぎたかな

ハロルド役のウィル・フェレルが面白みのない男の雰囲気を完璧に演じてたのはよかった

主人公の魅力が弱いのをマギー・ジレンホール演じる魅力的なヒロイン、アナ・パスカルや名優ダスティン・ホフマン演じるハロルドの相談相手ジュールズ・ヒルバート教授が補っていた

ダスティン・ホフマンってオスカー俳優ですごい人なのに、気取らないで脇役とかで普通に出演してるから好感持てるよね

ハロルドが主人公の小説を書いている作家のカレン・アイフル役のエマ・トンプソンは、さすがって感じの貫禄の演技

アカデミー賞で主演女優賞と脚色賞の2つのオスカーを受賞した経歴の持ち主である彼女。

偉大な脚本家でもある彼女を作家役でキャスティングしてるのは絶妙な配役だね

“事実は小説より奇なり”ということわざをモチーフにしたのは伝わってきたかな。
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