機を逃しちゃいけないおはなし。
いやぁ面白い!
機械化された社会に部品として組み込まれた人間の無慾で無気力な様も、完成されたように見えて実は狂っている世の中も、そうして秩序を重んじる正常な人も、何もかもがユーモラス!
どこもかしこも満員な世の中で、ひとり立身出世を望んだ医学生のホップステップジャンプも、まぁ可笑しくてしょうがなかった。
主人公がいやに理知的な人物であるからこそ、こういう視点で物語を運べるんだろう。
皮肉たっぷりなラストも、僕の大好きな類。面白かった。
しかしまぁ…市川さん。あなたが風刺した社会よろしく、作品自体もまた相当にカオスでしたね^ ^