あっ、これリメイクもあるのですね…
やはり手始めには名作と誉れ高い、サム・ペキンパーのオリジナルから鑑賞。
この作品には二つの恐ろしさがあると。
一つは人間の奥底に潜む暴力や狂気。
ダスティン・ホフマンは顔色ひとつ変えずに淡々と演じて余計にその恐ろしさが沁みます…
もう一つは田舎の閉塞性と無知、理性のなさ。偏見や凝り固まった差別意識。
これが引き金となって、所謂よそ者として扱われたダスティン・ホフマンは怒りを爆発させることになるのですよね…
自分は田舎育ちなので、そういった田舎の嫌な部分がどうしても許せずに出てしまったので、この映画のテーマとするところが非常に理解できました。
サム・ペキンパー、見せ方もとても巧みです。狩猟のシーン、とても印象的でした。
ワイルド・バンチ、予告だけ観てただ恐ろしがっていたので観てみようかと思わされました。