すずき

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔のすずきのレビュー・感想・評価

3.3
シリーズ2作目、ストーリーは前作ラスト直後から(当然)直接続く。
オークの襲撃を受け、3組に別れてしまった旅の仲間たち。
指輪を捨てるため、モルドールを目指すフロド&サム組。
オークに攫われたメリー&ピピン組。
それを追いかけるのは、今作のメインである、アラゴルン&レゴラス&ギムリ組だ。
アラゴルン組は、メリー組の無事を確認した後、サルマンがローハン王国へと侵攻している情報を手に入れる。
アラゴルン達は、ローハン王国を救う為、激しい戦いへと足を踏み入れる…

広大な世界観と緻密な設定だけど、劇中では説明不足感あって、イマイチ背景が分かりにくいのは前作と変わらず。
原作未見組は、「なんかよう知らんけど、そーゆーもんか」程度に捉えておくが吉。
今作は世界観の多くを紹介しなければいけなかった前作と違うから、少しはとっつきやすいけど。

盛り上がりが希薄だった前作に比べて、今作はクライマックスに大規模な戦争シーンがあって楽しめた。
フロドはどーも主人公って感じしない、そんな私はアラゴルン派。
お供のエルフとドワーフを引き連れて、オーク達を切る!斬る!KILL!
そんな激しい戦闘が続くアラゴルンだけど、今作のフロド組のシナリオはちょっと薄い。
しかも、サムの方がちょっと主人公っぽいと思ってしまった。
フロドはヒロインキャラだよなぁ、なんかサムとキスシーンみたいな雰囲気になってたし。