ドント

それいけ!アンパンマン ゴミラの星のドントのレビュー・感想・評価

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2001年。スペースデプリを吸収焼却していた移動惑星の機能が過剰なゴミのため停止、緑が絶えゴミの星と化し宇宙を漂っていたそれを地球に落下させる悪の計画を、孤独なゴミ食べ怪獣ゴミラと我らがアンパンマン一行が止めようとするシリーズ13作目。
ゴミを食べると大きくなり皆に迷惑をかけるから(つまり生きてるだけで、という意味だ! 悲しい!)海底に暮らしていたゴミラと、一人ゴミと化した星に残っていたヤーダ姫の孤独が響き合う美しい物語なのだが、ちょっと運び方がモッサリしていてもったいない。
アクションシーンも無形と化したダストデーモンが地中から襲う場面あたりはキレがあるけどもう一味欲しい。逆さになった火山に身を投じてから姫を「上に」投げるなどの地味に複雑で面白い動きが多い。ヤーダ姫役の酒井法子がキュートで上手い。数秒だが姫のお風呂シーンがありびっくり。サービス? しかしゴミラはかわいいなぁ。この映画のよさの半分はゴミラのおかげであるよ。ちょっと泣けます。
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