ラザロ -LAZARUS-のネタバレレビュー・内容・結末

『ラザロ -LAZARUS-』に投稿されたネタバレ・内容・結末

まゆみはただの男嫌いでもなければただの金持ち嫌いでもない。彼女の存在は植民地主義/資本主義社会を撹乱するガイネーシスの噴出であって、この映画には現代の四谷怪談じみた表情がある。
女が怖くて、一緒に贋札つくってたガリガリの女がまた怖い。世間への復讐のつもりなのだろうけれど、よくよく考えるとお金を持つ者への復讐になってない気がするのが切ない。

金持ちが殺したいほど憎いという感情をいかに内面化するかの過程。
商店街を奪われて挙句痴情の縺れに殺された恨みがっていうのはわかるんだけど、もう一つ遠い気がした。何が足りなかったかというと具体は浮かば…

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