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柔らかい肌の10000lyfhのネタバレレビュー・内容・結末

柔らかい肌(1963年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

夫が不倫し、妻がライフルで夫を銃殺する話。誰にも感情移入できないまま展開、そして、選択肢の限られた当時のハウスワイフとはいえ、まだ将来あるのに、離婚決定後に判明した夫の不倫で人生放棄という誰得アンハッピーエンド。絶賛商業化中のトリュフォーだが、映像には、屋内でのライトのオン/オフや、瞬間ティルト/パンでの空間表現など、ヌーヴェルヴァーグの名残り的な瑞々しさ。いちいちしつこいスペルアウト描写が特徴的(飛行機の離着陸やコックピット、ルームキー取り違え、ガソスタのメータ表示数値増加、コインを公衆電話に投入)。文芸批評家が芸能人かスポーツ選手のように大衆受けし、メディアが一介のフライトアテンダントとの記念撮影をセットアップ、あたりに違和感。そして国を問わず 1950-60年代の映画あるある「若い女にモテる中年男幻想」笑 劇伴はドルリューで、テーマ曲はまあまあ、いちいちしつこいスペルアウト描写(飛行機乗り遅れそうでサスペンス調、デート約束取りつけてワクテカ調)には失笑
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