みかん

マディソン郡の橋のみかんのレビュー・感想・評価

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)
3.8
世界的ベストセラー小説原作の名作ラブストーリーということで鑑賞。

不倫なんですが、泥沼愛憎劇みたいなエグみのある不倫ものではなく、むしろその対極に位置するような、純粋な深い愛情のストーリーで、感動の名作と言われるのも納得でした。

(もちろん不倫を肯定するわけじゃないんですが。。昼ドラみたいな不倫じゃないから、ここまで人の心を惹き付けるんだと思います。)

真実の愛は、ずっと自分の心の中で輝き続け寄り添ってくれて、人生の歩き方を忘れてしまったとしても、現実に立ち向かう勇気や希望を与えてくれる。

不倫じゃなくても、今はもう会えないけどその大切な人と過ごした日々は宝物で、それは生きる力を与えてくれるっていうのは真実だと思います。

きっと歳を重ねていくごとに、より深くしみじみとした感動に浸らせてくれる、中年の大人同士ならではのラブストーリーだなと思いました。

2人の選択、結末は本当に感動でした。


★1989年アイオワ州マディソン郡。
田舎の小さな農場主だった父リチャードは既に他界。とうとう母フランチェスカが亡くなり、葬儀の手続きに久々に再会した兄妹。と、兄の妻。

そこで、母が火葬にして欲しいという遺言を遺していたことを知り驚く一同。
その理由は、母の秘密の手紙にあった。

いたって平凡な専業主婦だった母の、それはたった4日間の、でも永遠とも言える4日間の出来事。

1965年。結婚して約20年の主人公フランチェスカは主婦として家族のために毎日家事をこなし、平穏ではあるが単調な日々を過ごしていた。

ある日、隣町へ一家が仔牛の品評会に4日間出掛け、フランチェスカは1人留守番することになる。

そこへ、この町にあるローズマン橋を撮影に来たが道に迷ってしまったプロカメラマンのロバートに、たまたま場所を尋ねられ、フランチェスカは案内することに。
自然に惹かれ合い、運命の2人の4日間が始まった、、。
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