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カンフー・パンダの群青のレビュー・感想・評価

カンフー・パンダ(2007年製作の映画)
3.7
ドリームワークスの作品群の中でもピカイチなシリーズだとオススメする!

何故ならそれはストーリー!
持たざりし者が選ばれ、そして強くなる!普遍的だけどね。ワタクシ、こういうの弱いんです笑


次はキャラクター。というかこのキャラクターが最大の魅力と言っていい。

主人公パンダのポーはだらしない。けどヒーローになりたい。でも弱い。このヘナチョコ感!笑
元々修行していたマスターたちを差し置いて自分が選ばれる。そのことに対しての逃避と、今まで十分逃げてきた、だからこそ今度は逃げてはいけない、という葛藤。ああ!これはくるなぁ!笑

元々のマスターたちを育てていたシーフー老師と、元教え子で今回の敵のタイ・ランとの関係も良かった。師弟関係はどこまで相手を信じられるかが鍵だったがそれを貫けなかった。シーフー老師は師匠としてはまだまだ未熟で、タイ・ランはそんな育ての親のシーフー老師に褒めてもらいたかった。
ボタンのかけ違いが起こる切なさが痛かったなぁ。

特別に好きなのがシーフー老師の師匠で、カンフーの頂点に立つウーグウェイ老師。彼が一番好き。それはいちいち言うことが心に響くものだからだ。詳しく書けないのが辛い。ワタクシのようなゲスい者が言っても何の足しにもならないから笑 ぜひ観てじーんと胸に広がってほしいかな!


そしてアクション!ジャッキー・チェンのアクションを参考にした彼らのカンフーバトルはかっこいいの一言!あ、因みにジャッキー・チェンも声優で出演していて日本吹替もしっかり石丸さんだという笑
シーフー老師の弟子たちととタイ・ランとの橋での戦いは動きがどれもこれもカッコいいしハラハラ出来る。CGアニメーションでここまで、激しいアクションを見たのは初めてかもしれない。本当に良かった。


ストーリー、キャラクター、アクションこの三本が良いので楽しいことには変わりはないが、後半に伝わってくるメッセージにジーンとくること間違いない!オススメ!
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