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ローマの休日のぜんのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.2
【”ロマンチック”な不朽の名作】

ロマンチックという言葉は「現実を離れて空想的な、情緒的な」というローマで元々使われていた言葉みたいです。

本作はまさしくロマンチックの代名詞とも言えるかも知れません。

60年以上経った今もなお全世界で愛される作品。

王女と新聞記者という身分の違う2人が互いに惹かれていく様。

どのシーンも美しく感嘆させられました。

どんな行動をしても可愛らしく品格がある魅力的なアン王女を演じたオードリーヘップバーンもすごいが、包容力があり誠実なジョーを演じたグレゴリー・ベックが男としては憧れました。

スペイン広場でのジェラート
ベスパの2人乗り
真実の口に手を入れはしゃぐ2人

どのシーンも絵になります。
ローマに行きたくなります。

元々出会うことはなかったであろう2人。
別々の道を進んでいく。
だがこの日のことは一生涯忘れないだろう。

人生は不自由なのかもしれない。
その中でもしたいことをして目の前の時間を愉しむということを忘れずにいたいと思った。
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