“If you build it, he will come.”
″それを作れば彼が来る″
アイオワの田舎でトウモロコシ畑を営むケヴィン・コスナーにふとこんな言葉が聞こえてくる。
こんなの急に聞こえてきてしかもあの囁き方じゃ怖すぎる。完全に心霊現象ですよ(笑)
″それを作れば彼が来る″
木更津キャッツアイのぶっさん復活のネタを思い出したら、怖いの後についつい笑いが込み上げてきちゃったよ。
なんだよ!
なにを作りゃあいいんだよ?!
もったいぶらねぇで教えてくれよぶっさーん!!
確かに、すごく解る。
不親切すぎるよ天の声!
終始起こる不思議な出来事に、ケヴィン・コスナーと同様にその真相を追っていくうちに、最後はなんだかほんわりとした、静かな感動に包まれてエンドロールを迎えた。
なんや本当にほんわかして、あれ、あの黒人のおじさんはどうなったんだろう?とか、幽霊のルールというか、最後の大渋滞のやつらはどこから?娘の言葉の元はどこ?…など何かこう色々疑問に残った。
……でも、そんな細かい事はとりあえず置いておこうと思った。
ベースボールを通して不変的な素晴らしい事を教えてくれる内容や、アメリカの一昔前の素晴らしい風景、ゆったり流れる不思議な時間。
そして家族という何よりもかけがえのない存在。
改めて両親妻家族を大切にしようと、胸にやんわり、じんわり来る映画だった。
そういえばこれ、昔父親がビデオレンタル屋で借りて観てたのを横で訳もわからず見ていたチビ自分がいたなー…と、なんだかその時の親子映画タイムを思い出して少ししみじみとしたのでした。。
