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ターミネーター ニュー・フェイトのSHiNのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ターミネーターは数ある映画の中でも随一の思い入れある作品で、なにせ記憶の上では生まれて初めて劇場で鑑賞したのがターミネーター2でした。
当時はまだ小学1年生だったけどT-800とジョンの関係に感情移入し、T-1000の無敵感に恐怖し、ラストの親指立てに凄く感動したのを覚えています。
当時はシネコンがなく、座席も今みたいに段違いになっていなかったので前に座るおじさんの頭で中々画面が見えず苦労したのも良いも思い出。
ここから洋画にハマっていったわけで、しかも前作のターミネーターが公開されたのが自分の生まれた年であって、後からパート1をテレビで放送されてるのを観てシュワちゃんが敵役で恐ろしいT-800なのに逆衝撃を受けてました。


とまあとにかくターミネーターが好きなんで今回のダークフェイトも物凄い楽しみにしていたのですが、T3以降では1番良かったんじゃないかなと思います。
T2の焼き回し感も正直否めないけど、ラストなんかまさにT2をめちゃめちゃ意識していたんじゃないかと思うほど。久しぶりにターミネーターシリーズでウルっときてしまった。

冒頭の衝撃的な事件から以降の期待値が爆上がりしたけど、それ以降は良くも悪くもターミネーターお約束の鬼ごっこで期待値以上とまではいかないけども裏切られるほどの事もなく驚きもなく普通に楽しんで終えた感じでした。

ジョンの死亡シーン以降で衝撃的だったのはT-800に妻子がいて、T-800が犬と優しく戯れているシーン。これは…こんな可愛いターミネーター初めて観たぞ…!
T2で人間の気持ちが分かり始めていたが、今回のT-800はジョンを殺しておきながらどのターミネーターよりも人間になってやがった…笑

そして今回はお約束ともいえるサングラスを一度手にしたにも関わらずかけなかったんですよね。
これはどういう意味があったのだろう。パート1でサングラスをかけたのは、人工の皮膚が取れて機械部分が剥き出しになっていたのを隠すため、パート2はハーレー乗りに自然と成済ます為(?!)と意味はあったが、今回はあの緊急時の最中、家族と別れて、ダニーを守るのにカムフラージュもなにも必要はなかったからなのかなーとか色々考えましたがどうなんだしょうね。


冒頭の若借りし頃のサラ、ジョン、T-800はT2の頃に撮影したのか?と思うほどの凄い出来栄えで、あのまま2時間いって欲しいと思うくらいでしたが…
ダニーの母親を狙う設定であの時代にしてもまた面白かったかも?


いやでもやっぱりシュワちゃんとリンダをこの令和の時代にまた見ることができて本当に感無量!!
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