FumiyaIwashina

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離のFumiyaIwashinaのレビュー・感想・評価

3.4
アメリカから旅行でやって来たジェシーとパリへ帰るセリーヌ。列車のなかで出会った二人はともにウィーンで降りて、朝が来るまでの時間をともに過ごす。
クラシックな雰囲気のある映画で、ほぼ二人の会話だけで構成されている。お互いの恋愛観から人生観。昔の思い出など様々なことを語り合う。ただの会話ではなく、会話を通して互いを知り、ひかれあっていくため、退屈ではなかった。
ジェシーの望まれずに始まった人生も、招かれずに参加したパーティーみたいでわくわくするという言葉や、恋愛は愛するというよりも孤独でいられない男女の逃げ道など、印象的な言葉も多数。
美男美女の旅先でのロマンスという要素はあまり感情移入できなかったけど、1作目のみの魅力でもあった。
個人的には映画らしい、セリフ以外での工夫や魅力があるとさらに良かった。