LalaーMukuーMerry

あの、夏の日 〜とんでろ じいちゃん〜のLalaーMukuーMerryのレビュー・感想・評価

4.3
カミさんの母方の実家がこの作品舞台の、尾道、それも向島(むかいしま)だったので、おじいさんが亡くなるまで数年間、盆と正月には尾道に足を運び、尾道水道のフェリーに乗ってました。

尾道の街並みの良さを実感したのは大林宣彦監督の映画作品を見てから。何年か前、家族で坂の町、尾道歩きを楽しみました。あちこちにいる猫が可愛かったな。

この作品は、大林監督の新・尾道3部作の最後のもの。夏休みに尾道にやってきた少年が、おじいちゃんの少年時代の、心にしまっておいた出来事を体験して、心の交流をするという、いかにも大林監督らしい、ノスタルジー溢れるファンタジー。

個人的には、ことばづかい(方言)が懐かしかった。草いきれを感じるような雑草生い茂る夏の田舎、妖怪が出ると感じるような森陰やお寺の雰囲気描写が好きでした。

ローティーンの宮崎あおいが登場してびっくり