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私は殺されるのmichiのレビュー・感想・評価

私は殺される(1948年製作の映画)
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病気で寝ているレオナは、帰りが遅い旦那を心配して電話をかけたら、混線して殺人計画を聞いちゃって右往左往する話。
病気と言っても、都合が悪くなると発作を起こすようなタイプのものということが明かされるのですが、バーバラ・スタンウィックのキーキー言うメンヘラぶりが凄かったです。回想の高慢な感じも見ていてとにかくイラつく。さすがです。
まだ若手のバート・ランカスターは癖もなくあっさりしていて、何か物足りない。

旦那もやりたいことが分かるような分からないようなで、展開的にはすごくおもしろい!というわけれではないのですが、レオナと関係する人たちとの通話中の回想で過去が明かされが明かされ、その間にどんどん殺人が迫ってくるハラハラ感は絶妙でした。交換手が活躍する時代ならではのストーリーで、なかなか電話が繋がらないとか、公衆電話から話してる途中で間も無く時間切れだと急かされたりとか、話には関係ないはずの交換手が間に入ることで、恐怖が迫るレオナのもどかしさが感じられてさらにドキドキ。
最後は怖かったー!!ラストの一言、ザワッときます。

変なタイトルですが仕方ないかな。原題を訳してもマヌケな感じだし。
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