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人生は四十二からのmichiのレビュー・感想・評価

人生は四十二から(1935年製作の映画)
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ヘンテコ邦題シリーズか?とタイトルが気になって観ましたが、なかなか良かった!
イギリスで執事をしていたはずが、主人に賭けの対象にされて、アメリカ人に雇われることになってしまった!というコメディ。
なかなかふざけたストーリーながら、第二の人生に希望が見出せる素敵なお話でした。

執事のラグルズは、執事業にプライドを持ち、徹底的に主人に仕えようとするも、当の主人は自由を謳歌して、執事を友人にしてしまう。
階級社会のイギリから自由の国アメリカに渡ったことで全く扱いが変わってしまって戸惑う執事。でも、自由に生きるのもいいかも…と、シフトチェンジしていくのですが、執事役のチャールズ・ロートンがほんと可愛らしく見える。ますます好きになった!お酒を飲んでネジが外れてしまう姿は笑えます。
側から見ると変わってる服をこだわって着て自由を謳歌するお友達もいいキャラです。

タイトルについて。
確かに中年の主人公が新しい夢に向かっていく話だったけど、字幕では42歳と言及がなかったような…。
原題Ruggles of Red CapのRugglesは執事の名前、Red Capは新しい主人に連れて行かれたアメリカの街の名前でした。
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