michi

花嫁の父のmichiのレビュー・感想・評価

花嫁の父(1950年製作の映画)
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愛娘を嫁に出す父親の悲喜交々を描いたコメディ。女心なんて分からず自己中だし、だいぶ幼い思考だけど、娘を可愛がってその幸せを願っているパパを演じるスペンサー・トレイシーが可愛らしかった。
最初から最後まで、彼の心の声がナレーションで入っていて、それがまあほぼほぼ愚痴だけどなぜか応援したくなってしまう。こういう親目線のものは、いつか親になって観るとまた違う想いが込み上げるのかもしれない。

どこでもいつでも結婚式って大変なんだなーという様子が見られておもしろかったです。
たった1日のためにお召し物一式を揃えるだけで大変だし、誰まで招待したら良いか神経を尖らせ、プランナーの所に行けば際限なくオプションを勧められ…
娘のためにお金も労力もかけて出来ることを全部してあげようとする両親はすごいなーと思いました。
ずっとドタバタしまくりだったけれど、最後にちゃんと父を気にかける娘、素敵に育って良かった!
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