やっと最終シリーズもコンプリート。かつ、唯一のブルーレイ作品なので、さすがに映像と音響効果は凄い。
これまでのシリーズ同様、大迫力で、見応えある邦画の大作。
今度は、操縦不能に陥った旅客機が海面に緊急着陸したレスキューに海猿隊員が挑む。
旅客機の着水シーンのCGや模型もリアルだし、どんどん傾き水没する機内のセットもリアルで豪華。
但し、重箱の隅をつつくつもりはないが、ナショジオで放送されていた「メーデー！」という、これまでに発生した墜落事故の真相を解明するドキュメンタリーを一時期一生懸命見ていた身からすると、海上への緊急着陸がどんなに難しく、実際に海面着陸した遭難機でも多くの死傷者が出ている現実を知っていると、今回のように片翼がもげてエンジン火災も起こった場合に乗客乗員全員救出ってのは、やや現実味に欠けるなあと。
まあ、それでも第一作から歳月を経て、より逞しく大人の男になった主演の伊藤英明のカッコ良さ、毎回新たなキャスティングがされる上官役に、今回は伊原剛志と、これまたハマリ役。前作に続いて三浦翔平も頑張ってるね。でも、この作品で一番得したのは、個人的には佐藤隆太だと思う。
これまでどちらかと言えば三枚目の役どころが多かった中、本シリーズで二枚目・・とまでは行かなくとも二枚目半のシリアスな役どころも十分行けると証明されたことで役柄の幅が大いに広がったんじゃないかな？
全シリーズで個人的順位を付けるとしたら、第2作→第1作→本作＝第3作といった感じかな。いずれにせよ、全作、十分に楽しめたのでレンタルして大満足。
